離婚協議に関するトラブル
夫婦が互いに感情的になってしまい、離婚協議をすることができない。

認証事業者が間に入ることで、冷静に相手の心情に耳を傾けたことから、親権者・養育費等の離婚条件を話合いで解決することができた。

相続人の間のトラブル
地震で半壊した亡母名義の家の解体申請の助成を受けるためには相続人全員の同意が必要であったが、親族と話合いが進まない。

解体を急がねばならない状況だったことから、他の相続財産については別途の手続を取ることとして、解体申請については合意ができた。

  

株の売買に関するトラブル
株式取引に無知であるのに、銘柄の選択や投資金額、時期等を明確に告げることなく、過当な数量の株式取引を勧められて売買させられ、多額の損害を被った。

認証事業者から、個々の取引について申立人が承諾して取引したことに争いはないが、申立人の投資経験等に鑑みて、個々の取引の必要性や銘柄の内容等について、申立人が正しく理解していたかという点については疑問があるとして双方互譲が妥当との見解を示し、相手方が損害金の一部を支払うことで和解が成立した。

  

共済金の支給に関するトラブル
入院により共済金を請求したが、支払対象外とされ、共済団体の担当部署に問い合わせても埒があかなかった。

認証事業者から当該団体に連絡を取って約款を基に丁寧な説明をさせたことで、申立人も納得することができた。

 

残業代不払いに関するトラブル
勤務先の会社から残業代(時間外手当)が正当に支払われなかった。

申立人の十分納得できる金額を相手方(会社)が支払うことで、早期に調停が成立した。

パワハラに関するトラブル
パワハラを度々受けたことから、慰謝料及びパワハラによって働けなくなった期間の休業補償を求めたい。

相手方(会社)は、パワハラの事実は確認できないため慰謝料や休業補償は認められないと主張していたが、早期解決を図りたいとの意向もあり、相手方が一定の解決金を支払うことで和解した。

  

セクハラに関するトラブル
セクハラの損害賠償を求められたため、相手方と和解したい。

申立人が一定の和解金を支払うことで和解した。

休憩時間に関するトラブル
介護職員として働いていたが、在職中、昼食時も外出を禁止され、介護施設の利用者を看ながら一緒に食事をしなければならないなど休憩時間がまともに取れなかったことから、入社時から退職までの休憩時間分の賃金と精神的経済的損害に対する補償を求めたい。

相手方は、介護業界では仕方のないことと主張していたが、和解金を支払うことで和解した。

  

有給休暇に関するトラブル
労働契約終了1か月前に、有休取得の申請をしたが認められず、更に当月末での退職を迫られたことから、当初の契約どおり在籍していれば受け取ることができた賃金相当額と精神的苦痛の慰謝料を求めたい。

相手方が1か月分の賃金相当額を支払うことで和解した。

  

不当解雇に関するトラブル
職場における指導・監督不足等により正常な勤務ができなくなり、会社から不当な解雇を通告された。

雇用関係の終了と、相手方が請求額より減額した解決金を支払うことで和解した。

  

勧奨退職に関するトラブル
労働者と協議の上、勧奨退職とする合意をし、解雇通知を発行したところ、相手方から事実と異なる理由による不当解雇であるとして、65歳までの生涯賃金を請求された。

申立人は、相手方からの退職理由、有給買取、未払いの時間外手当及び退職金額についての請求が正当でないため、各々確定してほしいと主張していたが、認証事業者が全体の金銭和解を勧めたところ、双方が同意し、解決した。

  

契約に関するトラブル
エステ体験だけをするつもりで店に行ったのに、いろいろなエステを勧められ、断り切れずに美顔エステの契約をしてしまった。クーリングオフ通知をしても一部しか返金してもらえなかった。

認証事業者からエステ事業者に申し入れて、全額返金された。

  

原状回復費用に関するトラブル
借家の退去の際、大家から示された原状回復費用について納得できない。直接交渉しても大家が感情的になって話合いにならない。

1回目の調停期日において、申立人の主張を大家が一部受入れ、原状回復費用を減額することで和解した。

  

土地の境界に関するトラブル
過去の土地交換の約束が次世代に引き継がれず、さらに相手方が約束を白紙に戻したことにより境界紛争に至った。

当初は、当事者双方が自説を主張して話合いが進まなかったものの、6回の期日の実施場所を、紛争となっている現地や近くの公民館にするなど、柔軟に対応し、熱心な調停の実施により、お互い歩み寄って和解成立に至った。

  

土地の越境に関するトラブル
隣家の住民が、私の土地の一部を「自分の土地」だと主張して家を建ててしまった。

調停期日を5回開催し、境界の合意を得て、越境している部分の土地を相手方が買い取ることで和解した。

  

トリミング中の事故に関するトラブル
トリミングサロンでトリミング中に飼い犬が死亡した。当事者だけでは感情的になってしまって話し合うことができない。

認証事業者が間に入ることで、冷静に話合いをすることができ、トリミング室の可視化、定期的な社員教育や倫理研修の実施、チェック体制の強化、申立人の愛犬の供養をすること等、未来志向の和解に至った。

  

犬の噛みつき事故に関するトラブル
犬の飼い主に対して、犬の噛みつき事故による治療費等を請求したい。

認証事業者が間に入ることで、今後の近隣住人同士の付き合いにも支障がないよう話し合いをすることができ、賠償額の支払いについて合意できた。

  

自転車事故の治療費請求に関するトラブル
自転車事故にあったが、当事者の話合いだけでは治療費等を支払ってもらえるか不安がある。

1回目の調停期日で、分割払いをするということで合意が成立した。

  

自転車事故の対応に関するトラブル
自分の未成年の子が自転車事故を起こした。事故の状況がよく分からず、対応に困っている。

認証事業者において、状況に基づいた過失の認定と提出資料に基づいた損害の認定を行い、合意ができた。

  

移籍に関するトラブル
部の監督と折りが合わずに企業を退社した。部長に対して、移籍・登録に必要な円満退社の証明書の発行を請求したい。

申立人が一定の大会に今後参加しないこと等を条件として部長が退部証明書を発行し、移籍を承認するとの和解が成立した。

  

金銭の貸し借りに関するトラブル
相手方に金銭の返済の意思がなく、返済を求めたい。

認証事業者から相手方に連絡を取ったところ、相手方は返済方法が分からなかっただけで返済の意思があることが判明したため、返済プランを話し合うことで解決できた。

  

近隣関係に関するトラブル
隣家の住民が、私の家の屋根に鳥の餌をまいたり、庭に猫の餌を置いたりして不衛生であることから、その行為の中止と賠償を求めたい。

1回目の調停期日で、隣家の住民は行為を中止すること、申立人は賠償金額の減額に応じることで、合意に達した。

 

工事に関するトラブル
工事の際、予定とは別の設備の配管を切断されたことから、その損害賠償を求めたい。

1回目の調停期日で、工事業者の責任において当該設備の撤去を行い、申立人に撤去費用の請求はしないことで和解した。

手術に関するトラブル
整形外科の手術の結果と、術後の説明に納得ができない。

1回目の調停期日で、調停員同席のもと、担当医から十分な説明と謝罪があったため、治療費の返還は求めないことで合意した。